読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

できるならご機嫌よく

できるなら機嫌よく暮らしたい、なのにできない昭和末期製のガタガタ女が、自己のメンテに努める記録(を予定)

低用量ピル服用記(服用開始〜1シート目を無事終える)

※以下の記事はあくまで個人の、こんなケースもあるのだなぁ、という日記がてらの記録です。万人に当てはまるわけではなく、個々人の体質や状況等で、千差万別の反応が起こりうるものかと思われます。

 

「どうして職場でこんなに感情的になるんだ、恥ずかしい、情けない」

「どうしてこんなに気分のムラがあるの」

自身の情緒不安定の改善のため、良い本はないかと漁っていたとき、インターネットという果てし無い海で私はひとつの可能性を拾い上げた。

 

生理前後のホルモンバランス異常が、感情の上下にに影響を及ぼしてはいないのか? 

 

私は女性という身体に生まれついた故のホルモンバランスの変動が、自分に何をもたらしているか知りたいと思った。

ホルモンバランスの調整に加え、丁度その類の交渉の機会もあっての避妊の必要性を考慮しても、低用量ピルの服用は悪い話ではなかった。ただ、ピルというのは気軽に手を出しにくいようなものなので、手を出した際の感想を何の気はなしに記録してみようと思う。ただし、冒頭でも書いた通り、これは千差万別の個人の、あくまでも感想です。

 

<①ビルをゲットするまで〜コレステロールとの関係>

ピルを飲もうと思ったものの、懸念事項がひとつあった。

遺伝性と思しき高コレステロール血症があり、子供の頃からコレステロールが基準値以上だった。

年明けの職場の健康診断でも、HDLが85、LDLが158、しめて総コレステロール243を記録。昔からいつもこのぐらいの数値だ。

ピルは高コレステロール血症のような、血管が詰まるリスクの高い体質の人間は、ピルがさらに真リスクを高めるとされているため、飲めないと言われている。そういえば数年前にコレステロールの検査をした病院でも、若いうちはよいが、40歳を超えて女性ホルモンの働きが落ちる時期になったら、コレステロールを下げる薬を飲んだ方が良いと言われたことがある。

 

本当に飲めないのだろうか、とあれこれ調べたが、調べたところで判断するのはインターネットの情報屋の人々ではなく医師だ。

ちょうど職場の近くにピル外来のある婦人科があったので、また仕事が早く終わった日にでも行くか、と決めた。

 

そんな矢先、私の下半身に異変が起きた。突然の頻尿と排尿痛が出現し、その日は何度も職場のデスクとトイレを往復していた。あまりの頻尿で、過敏になった膀胱が尿漏れすら起こしかねない危機を覚えた私は、漏らさないうちになんとかせねば!と定時のチャイムと同時に仕事を強制終了させ、婦人科に駆け込んだ。

このギリギリな股は、おそらく膀胱炎だろうというアタリはついていた。それなら泌尿器科でもよさそうなのだが、何せ股に関わることなので、念のため周辺器官の他の感染症の可能性も考え、婦人科を選択した。予想通り、婦人科の診察室で、なんのこともない膀胱炎の宣告を私は受けた。

そこで私は膀胱の話のついでに、ちょっと別件の話なんですね、とピルの話を医師にした。ちょうど職場の健康診断の結果票も持っていたので、それをドクターに出して、高コレステロール血症の話もした。ううん、確かにコレステロール高いねぇ、と唸りながら医師は言った。

 

「飲んだらええがな」

 

軽。かっる。関西弁で行ってるせいもあってめっちゃノリ軽っ。

関西弁って、シリアスな話をしてもシリアス感が薄れる方言ベスト3には入ると思う。

 

ピル服用のメリットがあるのならば、定期的に血液検査をして様子を見ながら飲めばいい、というのが医師の意見だった。コレステロールの検査もこの婦人科で行ってくれるとのことだったので、コレステロールの数値を定期的に測る機会ができるのは良いかも、と思った。あまり病気をしないのと、ここ数年で引っ越しがあったので、血液検査に行ける内科のかかりつけ医というものが丁度いなかったのだ。

医師はピルのパンフレットを出し、どれにする?うーんあなた肌荒れとかは大丈夫そうね、生理痛軽くなるやつとかにしよっか?と提案された。避妊とPMSの鑑別目的だったが、生理痛も薬でおさまるレベルとはいえあったので、それで、と答えて私の処方薬が決定。

ほほう、肌荒れ対策という観点でも出してもらえちゃうものなのね…ピルって結構気軽だなぁ。てかこの気軽さ、単に関西弁で説明されとるからじゃないよな?

そしてあっさりと、私の手元には「シンフェーズ」という低容量ピルが処方された。膀胱炎の抗生物質と一緒に。

 

<②いざ服用>

ピルは毎日決まった時間に飲む必要がある。土日は昼までグータラ寝ていることが多く、夜は酒を呑んだくれてデロンデロンになることもしばしある私は、毎日確実に服薬可能な時間としてお昼を選んだ。

理由がろくでもない。

 

飲み始めて数日、気分が悪くなるだとか、食欲が増すだとか、副作用の類は一切出ない。そういえば昔、生理日調整のために、中用量ピルを短期的に使った時も副作用は一切なかった。幸いにして、ピルにあまり抵抗のない体質のようだ。

飲み忘れもなく、処方されたシートから順調に薬の小粒が減ってゆく。

28日分の薬が小さなPPシートに収められた姿は、なんとなく駄菓子のチーリン占いチョコを彷彿とさせる。

 

占い付きのチョコ駄菓子 チーリン プチプチうらないチョコ玉 18粒×30個入り

 

アタイこのチョコめっちゃ大好きやったから、ピルをプチプチすんのも楽しめそう。

 

さてここで、ピルの服用するきっかけになった情緒不安定にはどう作用したかというと。はっきりいってよく分からなかった。

気分の下降は確かにあったが、それが生理前だからなのか、ちょうどこの頃から繁忙期に入り、仕事が忙しくなったことによる疲れなのかが判然としなかった。

 

何もなさすぎて、本当に身体にきちんと薬の成分が取り込まれているのか心配になった。

 

<③お、変化が出たどー>

とはいえ服用4週間目。ピルは3週間、女性ホルモンを薬で調整したのち、休薬期間を置き、薬がホルモンにノータッチになる時期を作る。この時期に、消退出血という、月経ではないが、服用中に子宮内で増殖していた子宮内膜を排出する、いやそれまぁ月経やん、なんだろう、子宮内膜が剥がれるまでの過程がちがう、ピル服用バージョンの生理と思えばいいのかな…という感じの出血が起きる。

休薬期間に入って2日目に消退出血が起きたので、そこでやっと私は「あ、ちゃんとピルが私の身体で仕事し始めてる」と安心できた。

 

また、消退出血の量が通常の生理より少ない。ピルの作用で、子宮内膜が薄くなるからだと言われているが、詳しいメカニズムは、きちんとした情報源をご参照ください。いや、これが期待していなかった効果だった。

だって、生理期間中、ほぼエンドレスでツツツ、ドボッと下りてきて、その圧倒的存在感でパンツの中の主導権を掌握する赤い奴らの勢いが少ないと、やはり快適度が違うわけですよ!

夜寝る時に、漏れ対策に分厚い吸収体をゴワゴワと装備してソワソワすることもないし、日中忙しくて少々お手洗いに立たない時の不快感も違う。

元々の量が病的に多いわけではなかった。それでも薬で生理の量を減らすなんて、人工的で抵抗感があるかもしれないが、それで快適に過ごせるならば、選んでもいい方法だとも私は思う。

 

そういえば、シンフェーズの処方時、生理痛が軽減されると説明された。子宮内膜が薄くなり、出血量が減るためかとは思うが、こちらは私の場合、完全になくなったわけではなかった。生理痛特有の腰の鈍痛は相変わらずだった。ただ、今まではロキソニンを飲んで我慢していたのが、薬まではいらなくなったかな…という感じに軽くはなった。

もしかしたら姿勢が悪いなど、他の原因があるのかもしれない。

 

最初は避妊とPMS鑑別の目的とはいえ、月に一度の特定期間におけるQOL、というと大げさだが、生活上のちょっとした快適度が上がったので、これはこれでよかったと思った。

 

 

 

以上が、はじめてピルを飲んだ一ヶ月の記録だ。そして私は2シート目に突入していく。